初心者向けの「点描写①」「点描写②」よりも少し難しくなります。複雑な図形や点の上を通らない斜めの線も増え、簡単な点描写では物足りなくなったお子様には最適ですが、まずは「点描写①」「点描写②」で点描写に慣れてから取り組むのがよいでしょう。
線が1本でも欠けていたり、点同士がきちんと結ばれていない場合は、最後までできるように指導してあげてください。少し難しくなり、線の数も増えるので、解答のチェックには気をつけてください。
「点描写①」「点描写②」とは違い、線の数が増え、とらえにくい斜めの線も多くなりますが、ある程度点描写に慣れたお子様にはぜひチャレンジさせてみてください。このレベルの点描写が難なくできるようになれば、さまざまな能力の向上が目に見えて実感できるようになっているはずです。
後半では絵をモチーフとせず、複雑な線だけで構成された問題も出てくるようになります。図形として認知しづらいので、図形認識に対する能力とともに集中力も必要になってきますが、それらの能力向上には大きな効果があります。
・図形や線をとらえ
・それを頭の中でイメージして
・正確に再現する
点描写に取り組む際は上記の作業が必要になりますが、これは図形能力と密接な関係があります。これらの能力を組み合わせることにより、点描写で線を描いて図形を再現することができるのです。
ピグマリオンで重視する指先能力を鍛えるためには、点描写で必要になる運筆能力を向上させることが重要です。そのためには、まず正確に図形を再現できるように図形能力を向上させてください。
毎日点描写をこなせば、知らず知らずのうちにこれらの能力が向上していきます。ピグマリオン教室での実績が点描写の効果を証明しています。
点描写での作業は実に単純ですが、毎日数ページずつこなすことにより、様々な能力、特に図形概念の能力の向上に抜群の効果があります。伊藤恭先生も長年の経験から断言されています。
手を動かすには、その手を動かすための脳の働きが重要です。脳と指先とは密接に関係しているのです。これは子どもだけに限りませんので、大人でも点描写に取り組めば、計算力や記憶力の向上、集中力アップに効果があります。
大人の能力向上や、学習障害(LD)児対策、老人の認知症対策などにも使えてしまうように、点描写は汎用的でありながら、簡単で効果は絶大なのです。
平面の点描写がこなせるようになったら、「点描写立体図形①」「点描写立体図形②」にもチャレンジしてみましょう。
知育玩具「ひももよう」とのご活用がおススメです。